生成AIで契約書・規約・表記の下書きを作った事業者の方へAIで作った契約書は、
確かめて仕上げてから使う
生成AIは、契約書や利用規約らしい体裁の文書を短時間で作ります。一方で、事業の実際の流れ(申込み・支払い・提供・解約・返金)、法律が求める記載、取引条件の金額・期日・範囲と合っているかは、文書の見た目からは分かりません。このガイドは、AIで作った契約書・利用規約・プライバシーポリシー・特定商取引法に基づく表記などの下書きを、法律と事業の実態を踏まえて確かめ、いざというときに使える書面に仕上げるための情報をまとめたものです。事務所が点検・仕上げをした書類で繰り返し見つかった誤りの型を、母数つきの件数で示し、法令と公的資料を根拠に、見つけ方と直し方を条文例つきで解説します。あわせて、取引先との契約に生成AIの利用ルールを入れたい事業者のために、禁止と条件付き許可、入力してよい情報、成果物の権利、利用の告知の書き方も扱います。AIを使うこと自体を否定するものではなく、下書きの道具として使ったうえで、確かめて仕上げるという立場で書いています。
AIで作った書類は、どこを確かめるか
このページの結論
- 生成AIは、契約書らしい体裁の文書を作れます。ただし、事業の実際の流れ、取引条件の金額・期日・範囲、法令との整合は、文書の見た目からは分かりません。
- 点検の実務では、取引の流れの抜け、責任条項の過不足、空欄や計算の矛盾、権利や個人情報の扱いなど、体裁が整った書面にも直す点が見つかる例があります。
- 取引先との契約に生成AIの利用ルールを入れるときは、禁止か条件付き許可か、入力してよい情報、成果物の権利を、契約の中で決めておきます。
AIで作った書類の30秒チェック
書類の種類を選ぶと、確認すべき点が表で開きます。一般的な確認の観点であり、特定の書類が有効か無効かを判断するものではありません。
1会員規約・利用規約(会員制のサービス・コミュニティ)会費を取る会員制のサービスやコミュニティの規約
2サービス提供約款・会則会員制サービスで、規約とは別に約款・会則を置く場合
3業務委託契約書(コンサルティング等・受託者側)助言・支援を行う側(受託者)が結ぶ業務委託契約書
4事業譲渡契約書事業を譲り渡す側(譲渡人)の点検
5製造委託・取引基本契約書取引先から渡された書式を含む、製造委託・取引基本契約書
6プライバシーポリシー個人情報を取り扱う事業者のプライバシーポリシー
7特定商取引法に基づく表記通信販売で表示する、特定商取引法に基づく表記
8NDA(秘密保持契約)取引先と結ぶ秘密保持契約
9受講契約書・申込書講座・スクール・教室などの受講契約書と申込書
10取引先との生成AI利用の取り決め業務委託・NDAなどで、取引先のAI利用を取り決める条項
書類の種類ごとの確認点を一覧で見たいときは、点検チェックリストのページをご覧ください。確認点の根拠の区分(AIで作った下書きの点検記録、この種類の書類でよく見つかる誤り、法令・公的資料の確認点、契約の実務で見られる書き方)は、各行のバッジで分けています。
AIで作った書類を確かめて仕上げたい方

体裁が整っていても、直す点が残る。点検と仕上げの進め方
生成AIは、契約書や利用規約らしい体裁の文書を短時間で作ります。ただ、体裁が整っていることと、事業の実際の流れ・取引条件・法令に合っていることは、別の問題です。AIで作った書類がそのまま使えるのか、点検と仕上げをどう進めるのか、AIに点検させた結果をどう確かめるのかを整理しています。
自分で確かめられる点検チェックリストも用意しています。書類の種類ごとに確認する点を並べているので、お手元の書類に当てはめて読めます。AIによる契約書関連業務と弁護士法72条の関係を、法務省の資料にもとづいて整理したページもあります。
誤りの型を知りたい方

事業の実態との不一致から、責任条項、定義、権利と個人情報まで
点検の実務では、事業の実際の流れと書面が合わない例、退会・返金・決済の流れの抜け、運営者を守る条項の不足、責任条項の過不足、空欄や計算の矛盾、定義や別紙の不備、権利と個人情報の扱いの抜けなどが見られます。型ごとに、どんな誤りか、なぜ問題か、見つけ方と直し方を条文例つきで解説しています。
件数は母数を添えて示し、該当する依頼者数が少ない型は「例」にとどめています。点検の記録で確認できなかった型は、確認できていないと事実どおり書いています。
利用規約・業務委託・事業譲渡の下書きを直したい方

三つの書類の役割分担と、立場による条項の重さの違い
会員向けの規約・約款・会則、コンサルティングの業務委託契約書、事業譲渡契約書。この三つは、AIで作った下書きの点検の記録がある書類です。三つの文書の役割分担、受託者側・譲渡人側という立場による条項の重さの違い、事業譲渡の流れに沿った点検表を整理しています。
下書きとして整っていた点も、事実どおり書いています。準委任と成果の非保証の明示や、賠償の上限が置かれていた点などです。
特商法表記・NDA・受講契約書などを見直したい方

この種類の書類でよく見つかる誤りと、法令の確認点
製造委託・取引基本契約書、特定商取引法に基づく表記、NDA(秘密保持契約)、受講契約書の返金とクーリング・オフ。これらは、AIの下書きの点検記録としてではなく、この種類の書類でよく見つかる誤りとして整理しています。AIで作ったかどうかに関わらず、確かめる点です。
返金の欄が契約書や規約と食い違う、申込み画面の表示が足りない、損害賠償の設計、クーリング・オフに関係する取引の類型の整理など、条文と公的資料を根拠に書いています。
取引先との契約に生成AIの利用ルールを入れたい方

禁止か条件付き許可か、入力してよい情報、成果物の権利、告知
業務委託やNDAで、取引相手が生成AIを使うことをどう取り決めるか。禁止にするか条件付きで認めるか、入力してよい情報と入力してはならない情報、成果物の権利と表明保証、受講生・会員による教材の入力の禁止、自社の利用の告知とプライバシーポリシーの記載、社内・取引先向けのルールの作り方を扱います。
これは契約の実務で見られる書き方と問題の型の整理で、AIの下書きの誤りの話とは分けています。
よくある質問と用語を確認したい方

疑問の入口と、点検に出てくる用語のやさしい説明
点検や仕上げ、生成AIの条項、専門家の関与についてのよくある質問を、書類別・テーマ別に整理しています。各ページの質問から重なりを除き、答えは詳しいページへ案内しています。
準委任、表明保証、存続条項、要配慮個人情報、ソフトローなど、点検に出てくる用語は、初めて出る場所でその場で説明し、用語集にもまとめています。
このガイドの解説ページ
よくあるご質問
AIで作った契約書は、そのまま使えますか?
そのまま使えるとは限りません。契約書の成立と、条項が有効かどうかは別の問題で、AIで作ったから無効になるわけでもありません。ただ、点検の実務では、事業の実際の流れと書面が合わない例、返金や退会の流れの抜け、空欄や計算の矛盾など、体裁が整っていても締結前に直す点が見つかる例があります。誤りの型はAIで作った契約書はそのまま使えるかで整理しています。
どんな点を確かめればよいですか?
書類の種類によって確認する点が違います。共通するのは、事業の流れ(申込み・支払い・提供・解約・返金)と条項が一致しているか、金額・期日・範囲が空欄や曖昧になっていないか、定義した言葉が条ごとにぶれていないか、他の書類(規約・表記・申込み画面)と食い違っていないか、の4点です。このページの30秒チェックで、書類の種類別の確認点を開けます。
AIに契約書を点検させれば足りますか?
AIの分析結果も、人が原本と照合して確かめる必要があります。点検の実務では、AIによる契約書の分析が、別の書面の内容を前提にしていた例や、挙げられた条番号と条名の組が契約書と合っていなかった例が見られました。条番号・用語・論点の三つで照合する方法はAIの回答・分析の確かめ方で解説しています。
取引先に生成AIを使わせたくない場合、契約にどう書きますか?
禁止にする書き方と、条件を付けて認める書き方があります。どちらでも、まず「AI」の範囲を定義し、入力そのもの、出力や派生情報の利用、承諾した場合の範囲を分けて書くのが基本です。契約の実務で見られる書き方と問題の型は、業務委託の生成AI利用条項で整理しています。
AIで作った契約書の点検は、どこまで頼めますか?
お手元の契約書や規約について、条項ごとに問題点・根拠・直し方を示す点検と、修正版の作成までです。紛争の相手方との交渉や代理、訴訟の見通しの判断は扱いません。点検の進め方は点検と仕上げの流れ、法的な位置づけはAI契約書と弁護士法72条で説明しています。
安心してご依頼いただくために
作成実績
契約書作成 年間1,000通以上・累計5,000通以上(2026年10月時点)
草案
お申込み後、ヒヤリング回答から1書類あたり24時間以内に草案作成
修正・加筆
修正・加筆は納品まで何回でも無料、納品後の軽微な修正も無料
対応日
365日・深夜休祭日もLINE・フォームで対応
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運営事務所・ご相談のご案内監修:アトラス行政書士法人(代表社員 荒木素子・特定行政書士) 最終確認日:2026年10月22日